(2018年3月) 安徽医科大学(中国)などの研究チームが子供の食生活とADHD(注意欠陥多動性障害)との関係を調べた横断調査の結果が "European Journal of Clinical Nutrition" に掲載されています。
ADHDとは
ADHD(注意欠陥多動性障害)とは慢性的な発達障害あるいは行動障害のことで、その主な症状は次のようなものです:- 注意力を持続できない
- 衝動的な行動
- 多動(落ち着かない・せわしない・過度に活発)
研究の方法
中国に住む3~6才の子供1万5千人弱を対象に、食生活に関するアンケート調査やADHDの有無を調べるアンケート調査などを実施しました。
結果
5つ食生活のパターンが特定され、そのうちの3つにおいてADHDの症状が現れているリスク(オッズ比)が次のように増減していました:- 加工食品をよく食べる: +56%
- 間食が多い: +76%
- ベジタリアンである: -33%
上記のパーセンテージはいずれも、「最も当てはまらない」グループと比べたときの「最も当てはまる」グループの数字。