子供を肥満にしないための家庭習慣

(2014年1月) "PLOS ONE"に掲載されたコーネル大学などの研究で、子供が太る原因になると考えられる生活習慣が明らかにされています。

研究の方法

この研究ではまず、英語圏の国々に住む成人532人に、後の肥満につながると思う子供の頃の要因(家庭環境や、生活習慣、家族歴など)を質問の形で提示してもらいました。

次に、成人たちの身長と体重を教えてもらってBMI を割り出し、他の人たちが出した質問に回答してもらいました。

結果

成人たちのBMIと回答とを照らし合わせた結果、体重に有意に影響すると思われる子供時代の習慣として次のようなものが浮かび上がってきました。

スリム習慣
スリムな体型に寄与すると考えられる子供時代の習慣は次の通り:
  • (加工食品ではない)新鮮な材料を使った食事を与えられていた。
  • 両親が食事の栄養を話題にしていた。
  • 家族で戸外で運動することが多かった。
  • 平日の夜にもたっぷりと睡眠を取っていた。 参考記事: 幼児の睡眠時間が短いと食事量が増えて太る
  • 友人が多かった。
肥満習慣
肥満に寄与すると考えられる子供時代の習慣は次の通り:
  • 家庭で食品が褒美や罰として用いられていた。
  • 両親および/または祖父母が肥満であった。
  • 水よりも果汁100%のジュースや清涼飲料水を飲む量が多かった。 参考記事: 100%果汁ジュースがコーラ以上に肥満の原因に
  • 両親に食事量を制限されていた。
  • 他の子供に苛められていた。
「両親に食事量を制限されていた」というのと「他の子供に苛められていた」というのは、肥満の原因というよりも肥満が原因なのかもしれませんね。

上記の10項目の中には、これまでにBMIとの関連が指摘されていたものもありますが、これまで全く気付かれていなかったものもあります。

そのように研究者がこれまで肥満の要因として気付いていなかった項目が肥満の要因として有効であることが確認されれば、今回のような「クラウド・ソース(一般人の提供による)」の情報が肥満の要因を特定するうえで有効であると言えるでしょう。