いびきが学校の成績に悪影響

(2015年9月) "Pediatrics" 誌に掲載されたオタゴ大学(ニュージーランド)のメタ分析で、いびきなどの睡眠時呼吸障害(SDB)が生じている子供は学校の成績が悪いという結果になりました。

メタ分析の概要

このメタ分析では、世界12ヶ国の小中学生男女におけるSDBと国語・算数・理科の成績との関係を調べた複数の研究のデータを分析しました。

結果

SDBが見られる子供では国語・算数・理科の成績が平均よりも悪いけれども、全体的な成績(おそらく社会・体育・図工なども含めた成績)はそうではないという結果でした。 SDBが見られる子供と見られない子供との国語・算数・理科の成績の差は小~中程度でした。

考えられる理由

SDBが見られる子供では睡眠の質が悪いために行動や集中力に問題が生じており、それが学習能力の低下につながっていると考えられます。 SDBが見られる子供のうちどのようなタイプの子供で学校の成績が下がりやすいのかは現時点では不明です。

いびきの原因として考えられるのは扁桃腺や咽頭扁桃の肥大・肥満・歯並びの問題ですが、これらはいずれも少なくともある程度は対処する方法があります。
2~3歳児のイビキに注意」によると、風邪が原因である場合などイビキが一定期間で解消されるのであれば問題とはなりませんが、数ヶ月や数年間にもわたってイビキが続く場合には、子供の脳の発達や精神面に悪影響が出ると考えられます。