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ジュースを習慣的に飲む2~3才児は老化が進んでいる

(2017年11月) "Childhood Obesity" 誌に掲載されたカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究で、糖類が入っている清涼飲料水(100%果汁のジュースを含む)を習慣的に飲んでいる幼児はテロメアが短いという結果になっています。

テロメアとは

テロメアとは、染色体の両端にあって染色体同士が癒着したり変質したり(ガンの原因になる)しないように保護している部分のことです。 染色体が靴紐であるとすれば、テロメアは靴紐の先端のキャップに該当します。

テロメアは細胞が分裂するたびに(つまり老化により)短くなってゆき、テロメアが失われた染色体は不安定になります。 通常はテロメアが一定以下の長さになった時点で「細胞老化」により細胞が破壊されますが、このような破壊を免れた細胞はガン化します。

老化の指標

細胞が分裂するたびに短くなっていくというテロメアの性質のために、テロメアは肉体の老化度を知るための指標として用いられます。

研究の方法

2~3才(平均2.4才)の子供61人を対象に、糖類入りの清涼飲料水を飲む量と、産まれてからのテロメアの長さの変化を調べました。

結果

テロメアの長さ(T/S比)の平均は1.58で、1年あたり0.08のペースで短くなっていました。

糖類入りの清涼飲料水を飲む量が1ヶ月あたり1本増えるごとに、テロメアの長さが平均で 0.009 ほど短くなっていました。

成人でも

カリフォルニア大学サンフランシスコ校が "American Journal of Public Health"(2014年)に発表した研究では、20~65才の成人男女5千人超を対象に上記と同様の調査を行って、糖類入りの清涼飲料水を1日あたり570ml飲んでいる人は4.6才分早く老化が進んでいるという結果になっています。 この4.6才分という数字は、喫煙による老化促進と同程度です。