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チョコレートのQ&A

(2015年1月) バレンタイン・デーが近いということで、北フロリダ大学の Judith Rodriguez博士がチョコレートに関する一般的な疑問を説明しています。

チョコレートはスイス生まれ?

チョコレートは2千年前のメソアメリカ(メキシコと中米)で、古代マヤ文化およびアステカ文化により生みだされました。 カカオ豆を挽いてペースト状にし、それをチョコレート飲料として飲むという習慣は、これらの文化により始められたのです。 その習慣を、中南米に侵略してきたスペイン人がヨーロッパへと持ち帰り広めました。 チョコレートにクリームや砂糖を加えるという部分はヨーロッパ人の考案によります。

カカオ豆とチョコレートは同じもの?

カカオ豆はチョコレートの原料で(チョコレートにはカカオ豆以外の材料も使われていま)す。

チョコレートには、アンスイートゥンド(甘味が付いていない)チョコレート、ダッチ・チョコレート、ビタースイート・チョコレート、スイート・チョコレート(ダーク・チョコレート)、ミルク・チョコレート、ココアといった区分があり、カカオ含有率などの成分も法律により定められています(国により異なる)。

例えば、スイート・チョコレートのカカオ含有率は15~34%と定められていますし、、ミルク・チョコレートはアンスイートゥンド・チョコレートを10%以上と一定量の乳成分を含んでいなくてはなりません。
カカオとココアの違い
Wikipediaによると「ココア」として売られている粉末は、カカオ豆からココア・バター(カカオ脂)を取り除いた残りです。 チョコレートにはココアと同じ成分(cocoa solid)に加えてココア・バターも使われています。 古代のメソアメリカで飲まれていたチョコレート飲料にはココア・バターも含まれていたでしょうから、現代のココアよりもチョコレートに近かったのでしょう。 「ココア」という言葉は18世紀に、「カカオ」が「ココナッツ」という言葉に影響された結果生まれました。
チョコレートはニキビの原因になる?

チョコレートがニキビや吹き出物の原因になるとする科学的なデータは存在しません。 そもそもニキビの原因は特定の食品ではなく、ニキビ菌や、皮脂の過剰、毛穴に蓄積した老廃物であると考えられています。

チョコレートは心臓発作の原因となる?

カカオ豆が心臓発作の原因になるどころか、カカオ豆は心臓疾患のリスクを下げてくれる可能性があります。 カカオ豆に、血圧降下、炎症低減、HDL(善玉)コレステロール増加などの効果のある可能性が示唆されているのです。 これらの効果を期待する場合にはカカオ含有率の高いダーク・チョコレートやココアを食べると良いでしょう。

ホワイト・チョコレートはなぜ白い?

ホワイト・チョコレートは実はチョコレートではありません。 ホワイト・チョコレートの成分は、砂糖、バニラ、クリームおよび/または乳固形分、ココア・バターです。(ココアの成分にあたる cocoa solid が入っていないというわけですね)