チョコレートに集中力を改善する効果

(2015年5月) "NeuroRegulation" に掲載されたノーザン・アリゾナ大学(米国)の研究によると、チョコレートに集中力を改善する効果があるかもしれません。 出典: Eat Dark Chocolate to Beat the Midday Slump

研究の方法

この研究では、18~25才の若者122人を6つのグループに分けて、そのうちの1つにカカオ含有率が60%のチョコレートを食べてもらい、残りの5つのグループとで脳波検査(EEG)と血圧測定の結果を比較しました。

結果

カカオ含有率が60%のチョコレートを食べたグループは食後に脳が鋭敏になっていました。 ただし、食後しばらくのあいだ血圧も上がっていました。(長期的にはチョコレートは血圧を下げるとされています)

研究者は次のように述べています:
「午後には頭がぼーっとして集中力が失われることが多いですが、そんなときにはチョコレートを食べればよろしい。 ただし、砂糖やミルクが多量に含まれているものではダメです。 カカオ含有率の高いチョコレートを選びましょう」
チョコレートと緑茶の組み合わせ

6つに分けたグループのうちの1つには、チョコレート(カカオ含有率60%のもの)にL‐テアニンというアミノ酸を添加したものを食べてもらいましたが、このグループでは食後ただちに血圧が下がっていました。

L‐テアニンは緑茶の成分でリラックス効果があります:
「L‐テアニンには血圧を下げる作用と、α波と呼ばれる穏やかで平和な気分のときに生じる脳波を誘発する作用があります。 チョコレートで急上昇する血圧をL‐テアニンで相殺できないかと思ったらその通りでした」
この研究はチョコレートのメーカーであるハーシー社の資金提供により行われました。 L‐テアニン入りのチョコレートはまだ市販されていませんが、ハーシー社はL‐テアニン入りチョコに興味津々です。
チョコレートを食べながら緑茶を飲むと良さそうですね。 「緑茶抽出物でワーキングメモリーが強化される」という研究もあります。 日本では抹茶チョコレートというのが既に売られていますが、抹茶チョコにはL‐テアニンは入っていないのでしょうか?