チョコレートで末梢動脈疾患(PAD)患者の歩行能力が改善

(2014年7月) "Journal of the American Heart Association" に掲載されたイタリアの研究によると、チョコレートを食べることで末梢動脈疾患(PAD)の歩行能力が改善される可能性があります。

この研究では60~78才の PAD 患者20人(男性14人、女性6人)を対象に、チョコレートが歩行能力に及ぼす影響を2日間かけて調べました。

1日目には、ダーク・チョコレート(ココア含有量85%超)40gを食べてから2時間後にウォーキング・マシンで歩いてもらい、朝に計測していたウォーキング・マシンの歩行距離と歩行時間と比較しました。 2日目には、ダーク・チョコレートをミルク・チョコレート(ココア含有量30%未満)に代えて同じ試験を行いました。

その結果、ダーク・チョコレートを食べたときには、朝に測ったときに比べて、歩行距離が12m足らず(11%)、歩行時間が17秒(15%)増加していました。 ミルク・チョコレートでは歩行距離も歩行時間も増えていませんでした。

ダーク・チョコレートを食べた後には、血流の改善に効果があるとされる一酸化窒素の血中量が増加し、酸化ストレスが減少していました。 一酸化窒素によって末梢動脈が拡張されたために PAD 患者の歩行能力が改善されたのだと思われます。

ココアには抗酸化物質であるポリフェノールが豊富に含まれていますが、原文ではポリフェノールと一酸化窒素の関係について触れられていません。 ポエリフェノールと一酸化窒素の血中量の関係については未確認なのでしょう。

チョコレートには脂肪分や糖分も多く含まれているので食べすぎには気を付けましょう。