チョコレートに2型糖尿病を予防する効果?

(2018年5月) "European Journal of Clinical Nutrition" に掲載された南カリフォルニア大学などによる研究で、チョコレートをよく食べる人は2型糖尿病になりにくいという結果になりました。
Gertraud Maskarinec et al. "Intake of cocoa products and risk of type-2 diabetes: the multiethnic cohort"

研究の方法

ハワイに住む様々な人種の米国人15万人超を対象に、食生活などを調べたのち7.8年間前後にわたり2型糖尿病の発生状況を追跡調査しました。

データの分析においては、糖類摂取量や食生活の質なども考慮しました。

結果

チョコレートを食べる量から言っても頻度から言っても、チョコレートをよく食べる人は2型糖尿病になるリスクが低いという結果でした:
  • チョコレートを食べる量が最大(10g/日以上)のグループは最少(1g/日未満)のグループに比べて、2型糖尿病になるリスクが10%低かった。
  • チョコレートを食べる頻度が最高(4回/週以上)のグループは最低(1回/月未満)のグループに比べて、2型糖尿病になるリスクが19%低かった。
ココアが使われた飲食物に由来するフラバノール(*)の摂取量が多い場合にも2型糖尿病のリスクが7%低下していた(†)

(*) ポリフェノールの一種。ココアの成分。

(†) フラバノール摂取量が1mg/日未満のグループと3mg/日以上のグループとの比較で。
データを人種や体重などで分けてそれぞれに分析すると、摂取量(*)が多いと2型糖尿病になるリスクが低いという関係は、日系米国人、普通体重者、または慢性疾患を抱えていない人に限られていました。
(*) 何の摂取量かが不明。 チョコレートかもしれないし、フラバノールかもしれないし、チョコレートとフラバノールの両方かもしれない。