Gertraud Maskarinec et al. "Intake of cocoa products and risk of type-2 diabetes: the multiethnic cohort"
研究の方法
ハワイに住む様々な人種の米国人15万人超を対象に、食生活などを調べたのち7.8年間前後にわたり2型糖尿病の発生状況を追跡調査しました。
データの分析においては、糖類摂取量や食生活の質なども考慮しました。
結果
チョコレートを食べる量から言っても頻度から言っても、チョコレートをよく食べる人は2型糖尿病になるリスクが低いという結果でした:- チョコレートを食べる量が最大(10g/日以上)のグループは最少(1g/日未満)のグループに比べて、2型糖尿病になるリスクが10%低かった。
- チョコレートを食べる頻度が最高(4回/週以上)のグループは最低(1回/月未満)のグループに比べて、2型糖尿病になるリスクが19%低かった。
(*) ポリフェノールの一種。ココアの成分。
(†) フラバノール摂取量が1mg/日未満のグループと3mg/日以上のグループとの比較で。
(*) 何の摂取量かが不明。 チョコレートかもしれないし、フラバノールかもしれないし、チョコレートとフラバノールの両方かもしれない。