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コレステロール低下薬が運動の効果を阻害

(2013年5月) "Journal of the American College of Cardiology" に掲載されたミズーリ大学の研究によると、コレステロール低下薬であるスタチンのジェネリック薬の1つであるシンバスタチン(商品名:ゾコール)に、肥満対策としての運動の効果を阻害するという副作用があります。

研究の方法

日常的に運動をしていない25~59歳の男性たち37人に、スタチンの服用と運動とを同時に開始してもらいました。 37人を2つのグループ(18人と19人)に分けて、両方のグループに12週間にわたってミズーリ大学のキャンパスで行われた運動プログラムに参加してもらい、さらに、18人のグループにはシンバスタチンを毎日40mg服用してもらいました。

結果

(運動プログラムのおかげで)心肺能力が、運動のみの19人のグループでは10%増加していたのに対して、スタチンの服用もした18人のグループでは1.5%しか増加していませんでした。

さらに、骨格筋(心筋や内臓筋以外の、いわゆる普通の筋肉)のミトコンドリアの量についても、運動だけのグループでは13%増加していたのに対して、スタチンを服用したグループでは4.5%減少していました。 ミトコンドリアは、筋肉細胞が酸素を用いてエネルギーを生み出すための場所にあたります。 運動だけのグループに見られた13%の増加というのが、トレーニングの成果として通常期待できる反応です。

研究者は「運動後にスタチンを服用するようにしたり運動量を増やしたりすれば、運動効果に対するスタチンの悪影響を軽減できる可能性がある」と述べています。

低用量のシンバスタチンあるいは他のスタチン系の薬でも、運動への悪影響が見られるか否かは不明です。
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