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クロムは血糖値コントロールに効果なし

(2014年4月) これまでクロム(クロミウム)という金属元素が血糖値のコントロールに有益であると考えられてきましたが、"Biological Trace Element Research" 誌に掲載されたマイアミ大学のメタ分析によると、クロムのサプリメントにはそのような効果は無いと思われます。
クロムは鉄や亜鉛などと同じく人体に必須のミネラルです。 クロムは食事から摂取されますが、必要量が微量であり欠乏症になることは滅多にありません。
今回のメタ分析で、クロムのサプリメントの血糖値への効果を調べた16の研究(対象者数809人。 36~67才)のデータを新たな統計手法で分析したところ、糖尿病の人でも健康な人でも、クロムのサプリメントに空腹時血糖値を下げる効果が見られなかったのです。

研究者は次のように述べています:
「過去の研究の一部ではクロムのサプリメントによって空腹時血糖値が下がるという結果になっていますが、このような研究では、効果が誇張されていたか、あるいは運動など他の要因の効果がクロムの効果と混同されていたのではないでしょうか」
今回のメタ分析の対象となった16の研究は 1985~2012年に発表されたもので、使用されたクロムの種類は、塩化クロム、ピコリン酸クロム、ニコチン酸クロム、ジニコチシステイネイト・クロム(chromium dinicocysteinate)、およびクロム酵母であり、用量は 200~1,000μg/日でした。