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就寝時間が遅いなら夕食の時間が少しくらい遅くても太らない?

(2017年9月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたハーバード大学などの研究によると、太らないために大切なのは食事の内容や量、あるいは身体活動量、あるいは「何時に食事をするか?」ではなく、「自分が1日のメインの食事(多くの人は夕食)を食べてから自分が眠くなって就寝するまでの間にどれだけの時間が経過するか?」かもしれません。

研究の方法

18~22才の若者110人の食事リズム・体脂肪率・メラトニン分泌リズム(睡眠/覚醒のリズム)を調べました。

結果

体脂肪率が高い人は低い人に比べて、1日のうちのメインの食事(*)をする時間と睡眠を取る時間(†)との間の時間が1.1時間短いという結果でした(‡)

(*) 朝食・昼食・夕食のうち摂取カロリーが最も多い食事。

(†) メラトニン分泌量が増えて眠くなる時間。 夜の10時とか12時などという一定の時間ではなく、普段の生活で各人が自然と就寝する時間。 夜型の人と朝方の人とで異なる。

(‡) この記事の元となったアブストラクトでは情報が不十分なため、「太っている人は夕食の時間が遅い」ということなのか、それとも「太っている人は1日のうちのメインの食事が朝食や昼食ではなく夕食であることが多い」ということなのかは不明です。

カロリー摂取量・脂質/糖質/タンパク質の摂取比率・身体活動量・睡眠時間と、体脂肪率やBMIとの間には関係が見られませんでした。

解説

今回の研究では、例えば「夜の6時と夜の12時のどちらにメインの食事をしたほうが太りやすいか?」を調べたのではなく、「各自の体の睡眠/覚醒のサイクルのどの時点でメインの食事をすると太るのか?」を調べました。 特定の食事時間同士(例えば夜の6時と夜の12時)の比較では、食事時間と体脂肪率やBMIとの間には関係が見られませんでした。

これまでの研究でも、夕食よりも朝食や昼食を充実させるのがダイエットに有利に働くことが示されていますが、各自の体の睡眠/覚醒のサイクルという面から見た食事のタイミングと太り具合との関係を調べた研究は目新しいと思います。
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