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肝硬変で脳卒中のリスクが増加?

(2017年6月) "JAMA Neurology" に掲載されたコーネル大学の研究によると、肝硬変により脳卒中のリスクが増加する恐れがあります。

研究の方法

米国に住む66才超の高齢者160万人超の脳卒中発生状況を平均4.3年間にわたり追跡調査したデータを分析しました。 160万人超のうち肝硬変を患っていたのは1万5千人超でした。 4.3年間のうちに脳卒中で入院したのは7万7千人超でした。

結果

脳卒中を起こす人の年率が、肝硬変でない人では1.11%だったのに対して、肝硬変の人では2.17%でした。 肝硬変の人は脳卒中のリスクが40%高いという計算になります。

肝硬変患者における脳卒中リスクの増加は出血性の脳卒中で顕著で、出血性脳卒中に限ると90%のリスク増加、出血性脳卒中のうちクモ膜下出血に限ると140%のリスク増加でした。

解説

研究チームによると、肝硬変により脳卒中のリスクが増加する理由として考えられるのは次のようなものです:
  • 肝硬変による凝血障害。
  • 肝硬変の原因となる過度の飲酒・C型肝炎・代謝疾患などが脳卒中のリスク要因ともなる。