柑橘系果実の果汁と日光の組み合わせが火傷の原因に

(2013年9月) ライムの汁が肌に付き、それが日光にさらされたために火傷になるという事故が米国で起こりました。 火傷になったのは7~11歳の5人の女の子で、天気の良い日に屋外でライムジュースを作っていて汁が肌に飛び散り、汁が付いた肌が日光にさらされたのです。

火傷の程度は第2度熱傷で、これは火や熱い液体による火傷と同程度です。 この火傷は医学的には植物性光線皮膚炎という病名で、柑橘系の果実に含まれる化学物質であって光合成に関与するものが紫外線に反応するのが原因で生じます。
普通の日焼けが第1度熱傷ですから、植物性光線皮膚炎では果実に含まれる化学物質によって日焼けが甚大化するということでしょうか。 エッセンシャルオイルにも光毒性のあるものがありますが、そういうオイルが原因で生じる症状も植物性光線皮膚炎であるようです。
植物性光線皮膚炎の症状の程度は、肌に付着する化学物質の量と、肌が日光にさらされる時間の長さにより決まります。 植物性光線皮膚炎による痛みと炎症は数日で直りますが、色素の沈着は数週間から数ヶ月ほど残ることがあります。

植物性光線皮膚炎は日焼け止め(SPFが30以上のもの)で防ぐことができます。 果実を扱う前に日焼け止めを塗っておくことで、肌に付着する果汁と紫外線の間に日焼け止めの層が形成されるためです。