慢性腎不全の患者は、しっかりと睡眠をとると良い

(2016年11月) "ASN Kidney Week 2016" で発表されたイリノイ大学シカゴ校の研究で、睡眠をしっかりと取れている慢性腎不全(CKD)の患者は腎不全になるリスクが低いという結果になりました。

研究の方法

装着型の計器を用いてCKD患者432人の睡眠時間と睡眠の質を5~7日間にわたり測定し、その後5年間(中央値)にわたり患者の健康状態を追跡調査しました。

結果

1晩あたりの睡眠時間が1時間増えるごとに、腎不全になるリスクが19%低下していました。

睡眠の質も大切で、夜中に目覚める(熟睡できていない)ことが1%増えるごとに腎不全になるリスクが4%増加していました。

昼間に眠気を感じる(夜にしっかりと眠れていない)患者は、そうでない患者に比べて死亡リスクが10%高くなっていました。

追跡期間中に腎不全になったのは70人、死亡したのは48人でした。