慢性腎臓病になる数十年前からリスク要因は存在する

(2014年6月) "Journal of the American Society of Nephrology" に掲載予定の研究によると、慢性腎臓病(CKD)になる人では、30年前の時点で既に高血圧や肥満などのリスク要因が存在しています。

この研究では CKD 患者441人と CKD ではない男女882人のデータを比較しました。 その結果、CKD 患者では CKD ではない男女に比べて:

  • CKD と診断される30年前の時点において、高血圧であった率は76%、肥満であった率は71%、糖尿病である率は3倍(400%)近く、そしてトリグリセライド(中性脂肪)が高い率は43%、それぞれ高くなっていました。

  • CKD と診断される20年前の時点において、高血圧であった率は38%、そしてトリグリセライドが高い率は35%、それぞれ高くなっていました。
過去の時点において抱えている CKD リスク要因の数が多いほど、CKD になるリスクが増加していました。

研究者は次のように述べています:

「CKD と診断されるより随分前から CKD のリスク要因が存在していました。 CKD 予防のために早期から、これらのリスク要因に対処しておく必要があると思われます」