地球温暖化がどのようにして子供の健康に悪影響を及ぼすか

(2015年10月) 米国小児科学会が「昨今の気候変動が特に子供の健康に悪影響を及ぼすので気候変動(地球温暖化)から子供を守るための政策が必要だ」という主旨の提言をしています。

悪影響の内容
米国小児科学会によると、気候変動が子供の健康にもたらす悪影響は次のようなものです:
  • 1才未満の乳児は高気温による死亡リスクが特に高い。 21世紀の末までに高気温による死亡のリスクが女児では5.5%、男児では7.8%増加すると予測する研究が存在する。
  • 米国では熱射病で死亡する高校・大学のフットボール選手の数が 2000~2010年にかけて倍増している。
  • 気候変動により罹患リスクが増加する感染症が世界中に何種類もある。 例えば、ウェスト・ナイル熱・デング熱・マラリア・下痢性疾患・チクングニア熱・ライム病・ロッキー山紅斑熱・アメーバ性髄膜脳炎・コクシジオイド真菌症など。
  • 2030年には気候変動のため主にアジアとアフリカ中南部において、15才未満の子供の下痢による死亡件数が4万8千件増えると予測されている。
  • (気候変動のために発生件数が増加している)ハリケーンや洪水などの災害を経験した子供は高率でPTSDになる。
  • 大気中の二酸化炭素濃度が増加しているために穀物の成分に変化が生じ、麦・米・大麦に含まれるタンパク質の量が減っている。

日本も気候変動がもたらす悪影響とは無縁ではありませんね。 2014年の夏に東京で100人以上の人がデング熱に感染していますし、この間も茨城県などが大変な洪水被害に遭っています。

天候不順(や円安や消費税増税)で野菜(特に葉野菜)の入手が困難になる(値上がりする)のも健康的な食生活を維持するうえで重大な支障となります。 葉野菜にはミネラルや食物繊維だけでなく、ビタミンK・葉酸・ルテインなどの栄養素も豊富に含まれています。

ビタミンKには骨を丈夫にする効果が期待できますし、ルテインは運動したい気分にさせてくれるという話や肌の状態を改善してくれるという話があります。 また、葉野菜は本物の葉酸を摂るにも有用ですし、メディテラネアン・ダイエットや認知機能の衰えを防止するための食事(MIND食)を構成する食品の1つでもあります。

メディテラネアン・ダイエットでもMIND食でも魚を食べることが推奨されていますが、気候変動は漁業にも影響しています。
地球温暖化の原因は二酸化炭素

地球温暖化の原因が人間の活動であるかどうかという議論が以前は存在していましたが、最近では様々な学術団体の間で「地球温暖化の原因はおそらく人間の活動だろう」ということで話がまとまりつつあります。

地球温暖化の主因は二酸化炭素などの温室効果ガスだと考えられています。 二酸化炭素の排出量を減らすために個人でできることと言えば、節電などの省エネと自家用車の使用を控えることくらいでしょうか。 クルマは排気ガスや騒音が健康に様々な悪影響を及ぼすだけでなく、ダイエットの妨げにもなります。