ココナッツ油に虫歯菌を抑制する効果

(2012年9月) "Society for General Microbiology" で発表されたアイルランドの研究によると、ココナッツ油に虫歯菌を退治する効果があります。

この研究では、ココナッツ油、植物油、オリーブ油そのままのもの、および、これら3種類の油を酵素で処理して人体が消化したときと同様の状態にしたもの計6種類の油を用いて、連鎖球菌に対する効果を比較しました。

その結果、酵素で処理したココナッツ油にのみ、多くの種類の連鎖球菌の増加を阻害する効果がありました。 特筆すべきは、酵素処理をしたココナッツ油に、酸を作り出して虫歯の主な原因となるミュータンス連鎖球菌(Streptococcus mutans)も抑制する作用があったという点です。

酵素で分解されたココナッツ油が活性を有する酸(active acids)になり、この酸が虫歯菌を抑制するのだと考えられています。

過去の研究では、酵素処理をした牛乳に、ミュータンス連鎖球菌が歯のエナメル質にくっつくのを抑制する作用のあることがわかっています。

ココナッツ油が消化されたものに虫歯を防ぐ効果があるということは、ココナナッツ油をそのまま歯に塗っても効果が無いのでしょうね。

しかし、Wikipediaによると、脂肪を分解するのはリパーゼという酵素で、このリパーゼが唾液にも少量含まれているそうなので、ココナッツ油を口に含んで唾液が出るのを待って、しばらくくちゅくちゅしていれば虫歯予防になるかもしれません。