コーヒーやカフェインの摂取量が多くても心房細動のリスクは増えない(メタ分析)

(2018年7月) カフェインが心房細動(不整脈の一種。 症状は、動悸・息切れ・疲れやすさ・めまいなど)のきっかけとなるのではないかと疑われていますが、ニューヨーク大学などの研究グループがメタ分析("Cardiology" 誌に掲載)を行ったところ、コーヒーやカフェインの摂取量が多くても心房細動のリスクは増えない(むしろ減る)という結果となりました。
Abdelfattah R et al. "Does Caffeine Consumption Increase the Risk of New-Onset Atrial Fibrillation?"

メタ分析の方法

コーヒーと心房細動(AF)のリスクとの関係を調べたこれまでの研究(詳細不明)の18万人弱(AF症例数は1万件弱)のデータを分析しました。 メタ分析に用いられた各研究におけるコーヒーのカフェイン含有量は40~180mgと異なっていましたが、メタ分析ではコーヒー1杯あたり140mgのカフェインが含まれるとみなして計算しました。

結果

コーヒー飲用量

(おそらくコホート研究で)1日のコーヒー飲用量が2杯未満のグループと2杯以上のグループとでAFになるリスクに差がありませんでした。

(おそらくケース・コントロール研究や横断研究で)1日のコーヒー飲用量が2杯未満のグループのほうが2杯以上のグループよりもAFのリスクが高くなっていました。

カフェイン摂取量

(おそらくコホート研究で)1日の(カフェインの)摂取量が436mgを超える場合には(436mg未満の場合に比べて)AFのリスクが低下していました。