コーヒー飲用量と卵巣ガンのリスク(メタ分析)

(2019年3月) コーヒーの飲用と卵巣ガンのリスクとの関係を調べたこれまでの研究の結果をまとめたメタ分析が "International Journal of Gynecologic Cancer" に発表されています。

研究の方法

2018年4月までに発表された研究の中から所定の基準を満たす20のケース・コントロール研究を選出し、それらのデータをまとめて分析しました。 データに含まれる人数は合計4万人超(いずれも17才以上)で、このうち 8,568人が卵巣ガン患者でした。

結果

①コーヒー(種類は問わない)の飲用量、②カフェイン摂取量、または③カフェインを含有する(普通の)コーヒーの飲用量と卵巣ガンのリスクとの間には関係がみられませんでした。

しかし、デカフ・コーヒー(カフェインを除去したコーヒー)に限って卵巣ガンのリスクとの関係を調べた5つの研究のデータを分析したところ、デカフ・コーヒー飲用量が多いと卵巣ガンであるリスク(オッズ比)28%が低いという結果でした。
ケース・コントロール研究はコホート研究よりも信頼性が低い研究手法です。 「卵巣ガンでない人はデカフ・コーヒーを飲んでいることが多い」という程度の話ですね。