コーヒーを飲む習慣がある人は慢性腎疾患になりにくい?

(2018年3月) "American Journal of Kidney Diseases" に掲載されたジョンズ・ホプキンス大学などの研究で、コーヒーを飲む習慣がある人は慢性腎疾患(CKD)を発症することが少ないという結果になりました。

研究の方法

米国に住む45~64才の男女1万4千人超にコーヒー飲用量を6年間を空けて2回尋ね、その後24年間前後にわたりCKDの発生状況を追跡調査しました。

そして、健康状態や食生活などの要因を考慮しつつコーヒー飲用量とCKD発症リスクとの関係を分析しました。

結果

追跡期間中に 3,845件のCKDが発生しました。

コーヒーを飲む習慣がある場合にはコーヒーを飲む習慣が無い場合に比べて、次のようにCKDになるリスクが低下していました:
  • 1杯未満/日: -10%
  • 1杯~2杯未満/日: -10%
  • 2杯~3杯未満/日: -13%
  • 2杯以上/日: -16%
1日あたりのコーヒー飲用量が1杯増えるごとにCKD発症リスクが3%低下するという計算になります。

関連研究

"International Journal of Clinical Practice"(2016年12月)に掲載されたメタ分析では、4つの観察研究のデータ(1万5千人近く)を分析して、コーヒーを毎日1杯以上飲む習慣がある場合と無い場合とでCKDの発症リスクに統計学的に有意といえるだけの差が無い(29%のリスク低下だが95%CIが0.47~1.08)という結果になっています。