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コーヒーを飲む習慣は慢性腎疾患のリスクに影響せず

(2017年1月) "International Journal of Clinical Practice" に昨年の12月に掲載されたバセット医療センター(米国)などの研究(メタ分析)によると、コーヒーを飲む習慣の有無は慢性腎疾患(CKD)になるリスクに影響しないようです。

研究の方法

コーヒー飲用とCKD発症リスクとの関係について調べた4つの観察研究のデータを分析しました。 データに含まれる人数は、4つの研究の合計で1万5千人近くでした。

1日あたりのコーヒー飲用量が1杯以上の場合を「コーヒーを飲む習慣がある」とみなしました。

結果
全体

データ全体の分析では、コーヒーを飲む習慣がある場合にはCKDのリスクが29%減るという結果でしたが統計学的に有意ではありませんでした(95% CI, 0.47-1.08)。

男女別

男女別の分析でも、コーヒーを飲む習慣がある場合に男性では10%のリスク増加、女性では19%のリスク低下という結果であったものの、いずれも統計学的に有意な数字とは言えませんでした。(95% CI が男性では 0.94-1.29、女性では 0.58-1.13)

結論
研究チームは次のように述べています:
「男性においてコーヒー飲用とCKDリスクとの間に統計学的に有意な関係が見られなかった。 女性ではコーヒー飲用によりCKDのリスクが下がる可能性があるので、今後の研究で調査する必要がある」