コーヒー飲用習慣と認知機能との間に関係なし

(2018年5月) "Scientific Reports" 誌に掲載されたメタ分析で、中高年者においてコーヒー飲用習慣と認知機能との間に関係が見られないという結果になりました。

メタ分析の方法

メンデル・ランダム化解析と呼ばれる遺伝子的な手法を用いて、コーヒー飲用習慣と認知機能との関係をスウェーデン・英国・フィンランドで調べた10の調査のデータを分析しました。 データに含まれる人数は41万人超で、このうちコーヒーを飲む習慣があったのは30万人でした。


コーヒーの実

結果

コーヒーの飲用量に強く影響するCYP1A1/2(rs2472297)とAHR(rs6968865)という2種類の遺伝子のタイプと記憶力などの認知機能との間に関係が見られませんでした。

この2種類の遺伝子のタイプ的にコーヒー好きと見られるグループとコーヒ好きではないと見られるグループとの間で認知機能に差が見られなかったのです。

結論

今回のメタ分析では、コーヒー飲用習慣がある場合と無い場合との認知機能の差がわずかであっても、その差が検出されるはずでした。 しかしコーヒー飲用習慣の有無と認知機能との間に関係が見られませんでした。

したがって、コーヒーに認知機能を維持する効果は無いと思われます。ただし、コーヒーが認知機能に悪影響を及ぼすということも無いようです。