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コーヒーに各種のガンを予防する効果?

(2017年7月) "Cancer Science" 誌に掲載された大阪大学などの研究によると、コーヒーがガンの予防に役立つかもしれません。 コーヒーを飲む習慣がある人は各種のガンになるリスクが低いという結果だったのです。

以前はコーヒーの発ガン性が懸念されてもいましたが、2016年に国際ガン研究機関(IARC)が、コーヒーの発ガン性のランクを引き下げて「コーヒーが発ガン性物質であることを示す十分な証拠が無い」と宣言しています。

研究の方法

40~79才の日本人男女8万3千人弱にコーヒーの飲用習慣などについて尋ねたのち、10年間超にわたり各種ガンの発生状況とガンによる死亡状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に7千人弱がガンになり、4千6百人ほどがガンで死亡しました。

コーヒーを飲む習慣がない男性に比べて、コーヒーを毎日5杯以上飲むという男性はガンのリスクが26%低くなっていました。 女性でも24%のリスク低下でしたが、統計学的な有意性が微妙でした(95% CI: 0.58-1.02)。

また、コーヒーを飲む頻度が多い(*)人はガンで死亡するリスクが下がっていました。
(*) 具体的な頻度は不明。 この記事の元となった論文はオープンアクセス(無料で全文を閲覧できる)なのですが、この記事を書いた時点ではアブストラクト(論文の要旨)しか見れない状態です。

関連研究

"Scientific Reports"(2016年)に掲載されたメタ分析では、コーヒー飲用量と各種のガンの関係について調べた105の研究のデータを分析して、コーヒーの飲用量が多いと前立腺ガン(-11%)、メラノーマ(-11% )、結腸ガン(13% )、子宮内膜ガン(-27%)、口腔・咽頭ガン:(-31%)肝臓ガン(-54%)のリスクが低いけれど、肺ガンに関してだけはリスクが118%高い(約2.2倍に増加)という結果になっています。

肺ガンでのみリスクが増加していたのは、コーヒーを飲みながらタバコを吸う人が多いためかもしれません。 コーヒーを飲む習慣があっても肺ガンのリスクは増えないという結果になった研究もあります。

食道・胃・直腸・膵臓・腎臓・膀胱・乳房・卵巣のガンおよびリンパ腫に関しては、コーヒー飲用量と発症リスクとの間に関係が見られませんでした。
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