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コーヒーやカフェインの摂取量が多い女性は糖尿病リスクの指標「SHBG血中濃度」が低いことが少ない

(2017年7月) "Clinical Endocrinology" 誌に掲載されたレンヌ第1大学(フランス)などの研究で、コーヒー飲用量やカフェイン摂取量が多い女性は性ホルモン結合グロブリン(SHBG)の血中濃度が低いことが少ないという結果になりました。

これまでの研究で、SHBGの血中濃度が低い人(特に女性)は2型糖尿病のリスクが高いことや、コーヒーを飲む習慣がある人は2型糖尿病のリスクが低いことが示されています。

今回の研究によると、コーヒーによる2型糖尿病リスクの低下にコーヒーのSHBGへの作用が関与している可能性があります。

研究の方法

糖尿病ではない 2,400人ほどの女性(平均年齢57才、60%が閉経後)の食生活・生活習慣・SHBG血中濃度などを調査しました。

結果

コーヒー飲用量が多い(3杯/日以上)の場合には、SHBG血中濃度においてデータ全体の下位25%に入ってしまうリスクが31%低くなっていました。 カフェインの摂取量が多い(265mg/日以上)場合にも同様に32%のリスク低下でした。

カフェインを除去したコーヒー(デカフ・コーヒー)や茶の飲用量とSHBG血中濃度の間には関係が見られませんでした。

体重や閉経状態の別にデータを分類して分析したところ、コーヒー飲用量やカフェイン摂取量とSHBG血中濃度とのこうした関係が見られたのは、BMIが25以上(肥満)の女性と閉経後の女性に限られていました。

関連研究

コーヒー飲用量と糖尿病リスクとの関係を調べたこれまでの研究には、カフェインが入ったコーヒーでなければ糖尿病リスクは下がらないという結果になったものと、デカフ・コーヒーでも糖尿病リスクが下がるという結果になったものの両方があります。

今回の結果を見るとSHBG血中濃度に影響しているのはコーヒーよりもむしろカフェインであるように見受けられますが、SHBG血中濃度はコーヒーに期待される糖尿病予防効果の1つの側面に過ぎないのでしょう。 コーヒーには、カフェイン以外にもクロロゲン酸など糖尿病予防の効果が期待される物質が複数含まれています。