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コーヒーが数種類のガンの予防に有効? でも肺ガンのリスクは2倍

(2016年10月) "Scientific Reports" 誌に掲載された中国の研究(メタ分析)によると、コーヒーが数種類のガンの予防に有効かもしれません。

メタ分析の方法

コーヒー飲用量と各種のガンの関係について調べた105の研究のデータを分析しました。

結果
コーヒー飲用量が多い場合は少ない場合に比べて、各種のガンのリスクが次のように増減していました:
  • 肺ガン: +118%(約2.2倍のリスク増加)
  • 前立腺ガン: -11%
  • メラノーマ(皮膚ガンの一種): -11%
  • 結腸ガン: -13%
  • 子宮内膜ガン: -27%
  • 口腔・咽頭ガン: -31%
  • 肝臓ガン: -54%

肝臓ガン・前立腺ガン・子宮内膜ガンについては、コーヒーを飲む量が1日あたり2杯増えるとガンのリスクがそれぞれ27%・3%・12%低下するという計算になりました。

コーヒー飲用の影響が見られなかったガン
次のガンについては、コーヒー飲用量との間に統計学的に有意な関係が見られませんでした:
  • 食道・胃・直腸・膵臓・腎臓・膀胱・乳房・卵巣のガン
  • リンパ腫
解説
コーヒーの飲用量が多い場合に肺ガンのリスクが増えていたのは、コーヒーを飲みながら喫煙する人が多いためかもしれません。 ただし、この点について調べた研究が少ないため、はっきりしたことは言えません。
コーヒー飲用量と肺ガンの関係について調べた研究は4つありました。 そのうちの1つ、2003年に発表された日本の研究(リンク先は英文)では6千人近くを15年近くにわたり追跡調査して、コーヒー飲用量と肺ガンのリスクとの間に関係が見られないという結果になっています。 コーヒー飲用量が多い場合に肺ガンのリスクが増えていたのは他の3つ(ノルウェーが2つと米国が1つ)の研究です。