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1日5杯以上のコーヒーはダイエットに逆効果

(2013年5月) 過去の複数の研究において、適量のコーヒーにダイエットを助けたり2型糖尿病の発症リスクを低減させる効果のあることが示されていますが、オーストラリアの研究によると、コーヒーを5杯/日以上飲むと逆にダイエットが妨げられる可能性があります。

コーヒーに含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸(CGA)に、脂肪の減少を邪魔したり、インスリン抵抗性を増加させたりする作用があるかもしれないというのです。

研究の内容

この研究では、マウスを3つのグループに分けて、①普通のエサ、②高脂肪の食事、③高脂肪の食事+CGA(コーヒーにして1日あたり5~6杯相当)を与えるという実験を行いました。 その結果、②のグループと比べて③のグループで体重が減るということはありませんでした。 それどころか、③のグループでは肝臓の脂肪が増えていました。

③のグループのマウスではさらに、ブドウ糖不耐性(特定の糖が消化吸収されないこと。糖尿病の前段階)と、インスリン抵抗性の増加(インスリンというホルモンが作用しにくくなるために、血糖値が下がり難くなる)も見られました。

解説
CGAは過去の研究において、インスリン感受性(インスリン抵抗性の反対)を増加させる・血圧を下げる・脂肪の蓄積を減らすなどの効果のあることが示されています。 今回の研究では、CGAを摂り過ぎる(5~6杯/日)と、適量に摂ったときと逆の良くない効果のあることが示唆されました。
コーヒーの成分「クロロゲン酸」に肥満の弊害を抑制する効果?」では、普通にコーヒーを飲む場合よりも遥かに大量(具体的な量は不明ですが)のCGAをマウスに注射するという実験で今回とほぼ逆の結果になっています。

CGAはコーヒーに豊富に含まれますが、紅茶やプラム(セイヨウスモモ)など一部の果物にも含まれます。

研究者によると、1日に3~4杯のコーヒーであれば、CGAは健康にとって有益で、心血管疾患や2型糖尿病のリスクを下げる効果があると考えられます。