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コーヒーに大腸ガンを予防する効果②

(2017年4月) "International Journal of Cancer" に掲載された愛知県がんセンター研究所などの研究によると、コーヒーの飲用に大腸ガンを予防する効果が期待できるかもしれません。

研究の方法

大腸ガン患者 2,696人と大腸ガン以外の患者 13,480人とでコーヒー飲用量を比較しました。 コーヒー飲用量に関するデータはアンケート調査により入手しました。

データの分析においては、年齢・喫煙/飲酒習慣・赤身肉摂取量・BMI・運動量・大腸ガンの家族歴・糖尿病の病歴など大腸ガンのリスクに影響する要因を考慮しました。

結果
コーヒーを飲む習慣が無い場合に比べて、コーヒーを飲む習慣がある場合には次のように大腸ガンのリスクが低下していました:
  • コーヒーを飲む量が1日1杯未満: -12%(95%CI: 0.77-1.00)
  • コーヒーを飲む量が1日1~2杯: -10%(95%CI: 0.80-1.01)
  • コーヒーを飲む量が1日3杯以上: -22%(95%CI: 0.65-0.92)
コーヒーの飲用習慣とリスク低下の関係は遠位結腸ガンで明確でした。
解説

コーヒーと結直腸ガンのリスクとの関係に関する研究はこれまでにも複数行われていますが、それらの結果はまちまちです。

考えられる理由
コーヒーによって結直腸ガンのリスクが低下する原因としては、次のような仮説が立てられています:
  • コーヒーの成分であるカフェインやポリフェノール、ジテルペンなどには抗酸化作用があり、それが大腸ガンとなる恐れのある細胞の成長を抑制している可能性が考えられます。
    ジテルペンはコレステロール値の悪化に関与している可能性がありますが、コーヒーを淹れるときにペーパーフィルターを使うと除去されます。
  • コーヒー豆の焙煎時にはメラノイジンと呼ばれる物質が生成されますが、このメラノイジンに結腸の便通を促進する効果があのではないかと考えられています。 便通が促進されると、結腸の組織が発ガン性物質にさらされる時間が短くなります。
  • コーヒーによって腸内細菌の構成に変化が生じる。