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コーヒーに大腸ガンを予防する効果①

(2016年4月) "Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention" 誌に掲載された Clalit National Israeli Cancer Control Center(イスラエル)などの大規模研究によると、コーヒーに大腸ガンを予防する効果が期待できるかもしれません。

研究の方法
大腸ガンと診断されてから半年以内の男女 5,100人超と大腸ガンではない男女 4,000人を対象に、1日あたりのコーヒー飲用量(*)と大腸ガンのリスク要因(†)に関するアンケート調査を行いました。

(*) 普通のコーヒー、インスタント・コーヒー、エスプレッソ、デカフ(カフェイン抜きの)コーヒー。

(†) ガンの家族歴・食生活・運動量・喫煙習慣など。
結果

コーヒーの平均飲用量は1日あたり2杯足らずでした。

コーヒーを1~2杯/日飲むというグループは(コーヒーを飲まないグループに比べて)大腸ガンのリスクが26%低くなっていました。 さらに、コーヒー飲用量が多いほど大腸ガンのリスクは下がってゆき、2.5杯/日を超えて飲むというグループでは50%もリスクが低下していました。
この研究が 2014年に発表されたときのプレスリリースでは、コーヒーの飲用量が1日1杯に満たない(まったく飲まない、あるいは毎日は飲まない)人に比べて、コーヒーを1~2杯/日飲む人では22%、2~2.5杯/日飲む人では44%、そして2.5杯超/日を飲む人では59%低いと報告されています。

この結果は、大腸ガンの各種リスク要因を考慮した後のものです。 また、コーヒーの種類(インスタントかデカフかなど)に関わらず、飲用量が多いとリスクが下がっていました。

留意点

今回の研究では、コーヒーの飲用量を調査する際に「1人前」という人によって解釈が異なる( 200ml だったり 150ml だったり)単位を用いました。 そのため、データが厳密性に欠けているのは否めません。

コメント
研究者は次のように述べています:
「これまでのエビデンス(科学的な根拠となるデータ)からするとコーヒーに結直腸ガン予防作用を期待できそうですが、結直腸ガン予防を目的としてコーヒーの飲用を推奨するには時期尚早(まだエビデンスが足りない)です」