コーヒーに糖尿病を予防する効果(1/4)

(2013年11月) "Institute for Scientific Information on Coffee" という研究所(Nestle社など欧州の大手コーヒー業者7社が設立した機関)が発表したレビューによると、コーヒーを一日に3杯以上飲むことで2型糖尿病の発症リスクを軽減できます。

概要
このレビューは昨年発表された複数の研究の結果をまとめたもので、レビューの主な結果は次の通りです:
  • コーヒーを毎日3~4杯飲む人では、飲む量が2杯以下の人あるいは全く飲まない人に比べて、2型糖尿病になるリスクが25%ほど下がっていた。
  • 一日に飲むコーヒーの量が1杯増えるごとに、糖尿病になる相対リスクが7~8%減っていた。
  • 普通の(カフェイン抜きではない)コーヒーの糖尿病予防効果が、男性よりも女性に対して格段に大きいという結果になった研究が1つあった。
  • コーヒーに含まれるカフェインが、代謝を促進することでエネルギー消費を増加させて血糖値に影響することで、(糖尿病のリスク軽減において)大きな役割を果たしている、ということを示唆する研究も複数あった。
  • その一方で、コーヒーの糖尿病予防効果がカフェインによるものではないことを示唆する研究も1つあった。 この研究では、カフェインを抜いたコーヒー(デカフ・コーヒー)でも2型糖尿病のリスクが下がっていた。
  • さらに別の研究によると、コーヒーの成分の中には、インスリン感受性改善する作用を持つものが複数存在すると考えられる。 この改善作用は、炎症を抑える、ホルモンに影響する、あるいは体内の鉄分量(iron stores)を減らすことによりもたらされると思われる。