コーヒーの飲み過ぎで早死にのリスクが増加

(2013年8月) "Mayo Clinic Proceedings" に掲載された米国の研究によると、55歳未満の場合には、コーヒーを日常的に飲んでいると早死にするリスクがなぜか増加します。

研究の方法
20~87歳の人たち4万4千人近くの(中央値で)17年間にわたるデータを分析しました。
結果
  • 年齢と性別を問わない全体では、週にコーヒーを28杯以上飲む人では、早死にのリスクが21%増加していた。
  • ただし、55歳以上(男女)に限れば、大量のコーヒー摂取による悪影響は見られなかった。
  • 週に28杯以上コーヒーを飲んでいる55歳未満の男性では、早死に(死因を問わない)のリスクが56%も増加していた。
  • 週に28杯以上コーヒーを飲んでいる55歳未満の女性では、早死にのリスクが113%も増加していた(つまり、早死にのリスクが2倍以上)。
17年間の追跡期間中に死亡したのは 2,512人で、死因の32%は心血管疾患(心臓発作や脳卒中など)でしたが、研究者によると、年齢・性別に関わりなく、コーヒーの飲用による心血管疾患による死亡率への有意な影響は見られませんでした(コーヒーでは心血管疾患のリスクは増えない)。
過去の研究の中には、コーヒーが血管の健康にとって有益だという結果になったものも複数あります。
また、コーヒー摂取量が最高水準にある人たちには喫煙習慣が見られる傾向にあり、そのために 心呼吸系(心臓と肺)の健康が低い水準にありました。
アドバイス
米国の専門家は次のように述べています:

「過度のカフェイン摂取は、心拍数や血圧が増加するので、心臓に負担がかかり(心臓発作などの心血管イベントの)リスクが増加する原因となります。 しかし、コーヒーには健康に良いという一面もあるので、適量を飲むのが良いでしょう。 1日4杯というのは明らかに多いですね」

「コーヒーを1日に4杯も飲む人は、ストレスの多い仕事をしていたり、睡眠が十分でなかったりする傾向にあると考えられるので、コーヒーを多く飲む人で早死にのリスクが増加する原因はストレスや睡眠不足かもしれません」
研究グループは、今回の結果を別の研究で裏付ける必要があるとしながらも、若い人がコーヒーを週に28杯(1日に4杯)以上飲むのを避けることを推奨しています。