コーヒーに備わる12の健康効果①

心臓と血管の健康

"Circulation" 誌に掲載された研究によると、コーヒーを毎日3~4杯飲んでいる人では心臓病になるリスクが低下します。 また、最近行われた動物実験では、コーヒーが血管機能と血流に良い影響を与える可能性が示唆されています。

"Heart" 誌に掲載された研究でも、冠動脈石灰化を防止するのにコーヒーを毎日3~5杯飲むのが最も良い(それより多いと効果が減る)という結果になっています。

ただし、コーヒーの飲用によって心臓疾患のリスクが増加することを示す研究も複数存在します。

耳鳴りの予防

"American Journal of Medicine" に掲載された Brigham and Women's Hospital の研究で、カフェインの摂取量が多い女性には耳鳴りが少ないことが示されています。 カフェイン摂取量が比較的少ない人と多い人とで、耳鳴りのリスクが15%ほど違っていました。 この研究では、大部分の人がカフェイン入りのコーヒーを飲んでいました。

肝臓の健康

コーヒーは肝臓の健康にも良いようで、脂肪肝・肝硬変・肝臓ガンを予防したり肝硬変の死亡率を下げたりする効果が報告されています。 肝臓の健康のためには、毎日2~4杯を飲むと良いでしょう。

死亡率低下

複数の研究で、コーヒーの常飲により死亡率が下がることが示されています。 日本の国立がん研究センターが行った研究では、コーヒーを毎日3~4杯飲むことで死亡率(死因を問わない)が24%下がるという結果になっています。 ハーバード大学の研究でも、3~5杯/日のコーヒー飲用で死亡率が15%下がるという結果。

ただし、いずれの研究でもコーヒーを飲む量が多過ぎると死亡率の下がり方が鈍化していたうえ、コーヒー飲用量が多いと逆に死亡率が増えるとする研究(*)もあるため、早死にを予防する目的でコーヒーを飲む場合にも1日4杯を限度とするのが良いかもしれません。
(*) "Mayo Clinic Proceedings" 発表された 2013年の研究では55才未満の人のコーヒー飲用量が4杯/日以上であると死亡率が55%高くなるという結果。
運動能力

運動前にコーヒーを飲むことで持久力と運動能力が向上するという結果になった研究が存在します。 コーヒーのこの効果も、カフェインのお陰ではないかと思われます。 運動パフォーマンスの向上を期待して飲むコーヒーは1~2杯程度で十分だと思われます。

ガンの予防・再発防止・死亡率低下
コーヒーはガンに対する次のような効果が期待されています:
予防: 肝臓・大腸・子宮内膜ガン
再発防止: 前立腺・乳ガン(*)
死亡率低下: 口腔/咽頭ガン
(*) 乳ガンはタモキシフェンとの併用で。
以下については、カフェイン抜きのコーヒー(デカフ・コーヒー)では効果が認められなかったため、コーヒーに含まれるカフェインが効果を発揮している可能性があります:
予防: 皮膚ガン
再発防止: 結腸ガン
抗ガン効果を期待してコーヒーを飲む場合には、毎日4杯ほど飲むと良いでしょう。