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コーヒーに高血圧を予防する効果

(2017年8月) 欧州の研究チームが行い "Nutrients" 誌に掲載されたメタ分析によると、コーヒーに高血圧を予防する効果があるかもしれません。

研究の方法

コーヒーの飲用習慣と高血圧のリスクについて調べ 2016年11月までに発表された6つのコホート研究(コホート数は7つ)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は20万人超、高血圧の症例数は4万4千件超でした。 6つの研究は欧米で行われたものばかりでした。

結果

コーヒーを毎日7杯も飲むという場合にのみ、コーヒーを飲む習慣がない場合に比べて高血圧になるリスクが9%低下していました(1~6杯ではリスクが低下していなかった)。 コーヒー飲用量が1杯/日増えるごとに高血圧になるリスクが1%低下するという計算になります。

カフェインの有無

カフェインが入った(カフェインが除去されていない普通の)コーヒーに限って分析するとコーヒー飲用習慣と高血圧リスク低下の関係はもっと明確で、飲用量が4杯/日7杯/日と増えるにつれて高血圧リスクの低下幅も-5%-13%と大きくなってゆきました。

男女別

男女別に分析すると、男性ではコーヒー飲用量と高血圧リスクとの間にまったく関係が見られなかった一方で、女性では飲用量が4杯/日7杯/日と増えるにつれて高血圧リスクの低下幅が-5%-15%と大きくなってゆきました。

男性においてコーヒー飲用量と高血圧リスクとの間に関係が見られなかったのは、コーヒーを飲む男性に喫煙者が多いためかもしれません。

すでに高血圧の人の場合

これまでの研究で、すでに高血圧になっている場合にはコーヒーをたくさん飲む習慣があると心臓発作や脳卒中のリスクが増加することが示されています。 ただし、運動習慣があればコーヒー好きの高血圧患者でも心臓発作や脳卒中のリスクが増えないという研究もあります。