閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

コーヒーを飲む習慣がある人では早死にのリスクが低下③

(2016年10月) "European Journal of Epidemiology" に掲載された国際がん研究機関(IARC) の研究(メタ分析)によると、コーヒーに心血管疾患(心臓発作や脳卒中)などによる死亡リスクを下げる効果が期待できそうです。
WHO(世界保健機構)の外部組織。
研究の方法

コーヒー飲用と死亡リスクとの関係について調べた31の研究のデータを統合的に分析しました。 データに含まれていた人数は160万人超で、死亡件数は18万件超でした。 18万件超のうち3万4千件ほどが心血管疾患によるもので、4万1千件ほどがガンによるものでした。

結果
コーヒーを1日あたり最大で4杯飲む場合には、コーヒーを飲む習慣が無い場合に比べて総死亡リスク(*)が14%低くなっていました。 心血管疾患による死亡に限ると、15%のリスク低下でした。
(*) 死因を問わない死亡リスク。

死亡リスクが下がっていたのはコーヒーの飲用量が4杯/日までで、飲用量がそれより多くても死亡リスクはそれ以上下がっていませんでした。

コーヒー飲用量と死亡リスクとの関係に性別・居住地域・コーヒーの種類などは影響していないようでした。

非喫煙者に限ると
非喫煙者に限ると、コーヒー飲用量が1杯/日増えるごとに、総死亡リスクが6%、心血管疾患により死亡するリスクも6%、ガンにより死亡するリスクが2%(*)減っていました。
(*) ただし、95%CIが0.96~1.00。
喫煙者は?
アブストラクトには記載がありませんが、喫煙者では1杯/日というコーヒー飲用量で死亡リスクが下がっていなかったのでしょう。 今回の研究の目的は、コーヒーの飲用と死亡リスクとの関係に喫煙が及ぼす影響を調べることでした。 コーヒーを飲むときにタバコを吸う人が多いためです。