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コーヒーを毎日2~3杯飲む習慣があると早死にすることが少ない

(2017年7月) "Annals of Internal Medicine" に掲載されたハワイ大学などの研究によると、コーヒーが早死の予防に有効かもしれません。

研究の方法

45~75才の日系米国人・白人・ラテン系米国人・黒人・ハワイ系米国人・18万人超のコーヒー飲用量をアンケートで調査したのち、平均16.2年間にわたり死亡状況を追跡調査しました。

18万人超のうち日系米国人が29%、白人が25%、ラテン系米国人が22%、17%が黒人、ハワイ系米国人が7%でした。

結果

追跡期間中に6万人弱が死亡しました。

コーヒーを飲む習慣がなかったグループに比べたときの死亡リスク(死因は問わない)が、コーヒーを1杯/日飲むグループでは-12%、コーヒーを2~3杯/日飲むグループとコーヒーを4杯以上/日飲むグループでは-18%でした。

コーヒーの種類別

カフェインを除去していない普通のコーヒーもカフェインを除去したデカフ・コーヒーも、リスクの下がり方は同じようなものでした。

人種別

人種別に分析したところ、ハワイ系米国人でのみコーヒー飲用習慣と死亡リスクとの関係が統計学的に有意な水準に達しませんでした。

死因別

死因別では、コーヒー飲用習慣がある場合には心臓病・脳卒中・ガン・呼吸器疾患・糖尿病・腎臓病で死亡するリスクが下がっていました。

関連研究

これまでにも複数の研究で、コーヒーを飲む習慣があると死亡リスクが低いという結果になっています。 その中には日本人を対象に行われたものもあって、2015年に "American Journal of Clinical Nutrition" に発表された国立がん研究センターなどによる研究では40~69才の日本人男女 90,914人を平均18.7年間にわたって追跡調査して次のような結果となっています:
  • 1杯/日未満: -9%
  • 1~2杯/日: -15%
  • 3~4杯/日: -24%
  • 5杯/日以上: -15%

コーヒーを飲む量が3~4杯/日のときに死亡リスクが最も低くなっていることがわかります。 今回の研究でもコーヒー飲用量が2~3杯/日のときと4杯/日以上のときとで死亡リスクの低下幅に差がなかったことから、コーヒーを飲む量が多いほど死亡リスクが下がるというものでも無さそうです。

2013年に "Mayo Clinic Proceedings" に掲載された米国の研究では、55才未満の人が週に28杯以上(4杯/日以上)コーヒーを飲む習慣があると、男性では56%、女性では113%も早死に(死因は問わない)のリスクが増加するという結果になっています(55才以上ではコーヒーを大量に飲む習慣があってもリスクは増えていなかった)。
コーヒーを飲む量は1日あたり3杯程度までにしておくのが良いかもしれません。
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