Marko Lukic et al. "Coffee consumption and risk of rare cancers in Scandinavian countries"
研究の方法
スウェーデンに住む男女20万人弱のコーヒー飲用習慣を調べたのち、一定期間(期間は不明)にわたり膀胱(ぼうこう)・食道・腎臓・膵臓(すいぞう)・胃のガンの発症状況を追跡調査しました。
結果
ペーパー・フィルターなどのフィルターを用いて淹れるコーヒーを毎日4杯以上飲んでいたグループは1日1杯以下しか飲んでいなかったグループに比べて、膵臓ガンになるリスクが26%低下していました。
非喫煙者に限ると、煮出すタイプのコーヒー(ギリシャ式コーヒーなど)に限った飲用量が多い場合に胃ガンになるリスクが、そしてコーヒーのトータル(フィルター・コーヒー+煮出すコーヒー)の飲用量やフィルター・コーヒに限った飲用量が多い場合に膀胱ガンになるリスクが、それぞれ増加していました。