コーヒーを長年のあいだ飲み続けていると松果体が小さくなり睡眠に支障が生じる?

(2018年7月) "Sleep" 誌に掲載されたソウル国立大学(韓国)の研究によると、コーヒーを長年のあいだ飲み続けていると松果体(睡眠に関与するホルモンであるメラトニンを分泌する)のサイズが小さくなり睡眠の質が損なわれる恐れがあります。
Jeongbin Park et al. "Lifetime coffee consumption, pineal gland volume, and sleep quality in late life"

研究の方法

認知機能が正常な高齢者162人を対象に以下を実施しました:
  1. コーヒー飲用量に関する聞き取り調査
  2. 睡眠の質に関するアンケート調査
  3. 松果体実質(pineal parenchyma)の体積の推定(MRI画像に基づく)

結果

コーヒー飲用量が60杯年(*)を超える高齢者は60杯年未満の高齢者に比べて、松果体の体積が20%ほど小さく睡眠の質が低いという結果でした。

(*) 「杯年」は「1日あたりの平均的なコーヒー飲用量(杯)×年数」で計算する。

60杯年は60年間にわたりコーヒーを毎日1杯飲むのに相当する。 60年間にわたり毎日2杯なら120杯年。

関連情報

これまでの研究では、コーヒー飲用によりコーヒーの成分であるカフェインがアデノシンA2受容体の働きが阻害されて松果体細胞におけるメラトニンの生産が抑制される可能性が示されています