コーヒーに皮膚ガンを防ぐ作用

(2012年8月) "Proceedings of the National Academy of Sciences" に掲載された米国の研究によると、皮膚ガンのリスクを減らす作用がコーヒーにあるかもしれません。 コーヒーを適度に飲んだり、ことによればコーヒーを肌に塗布することで非メラノーマ性の皮膚ガン(一般的な皮膚ガン)を阻止できる可能性があるというのです。

研究の内容

この研究では、マウスの遺伝子をいじって ATR と呼ばれるタンパク質酵素を抑制するという実験を行いました。

過去の複数の研究により、カフェインの入った(つまり普通の)コーヒーを1日に1杯ほど飲むことによって ATR が抑制されて、紫外線によるダメージを受けた細胞が死滅することが示されています。

マウスに紫外線を照射するという実験の19週間目の時点で、ATRを抑制したマウスでは、対照グループと比較して、腫瘍ができる率が69%低いうえに、腫瘍が侵攻型(増殖が早い)である率が1/4でした。

ただし紫外線照射が34週間を超えると、すべてのマウスに腫瘍ができました。

類似研究
過去の複数の研究で、コーヒーが皮膚ガン以外にも、乳房・子宮・前立腺・結腸などのガンの発生リスクを抑えることが示されています。 ただし、カフェイン抜き(デカフ)のコーヒーには、そういう効果は認められていません。