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コーヒーとタバコに硬化性胆管炎を予防する効果?

(2014年7月) "Clinical Gastroenterology and Hepatology" 誌に掲載されたオスロ大学病院(ノルウェー)の研究によると、コーヒー飲用と喫煙に原発性硬化性胆管炎(PSC)の発症を予防する効果があるかもしれません。

研究の方法

この研究では、PSC 患者240人と、ノルウェーで骨髄ドナーとして登録している(PSC ではない)人の中から無作為に選ばれた男女245人(対照群)を対象にアンケートを実施しました。

結果
アンケートの回答を分析した結果は次の通りです:
  • PSC患者のグループでは18才の時点および現時点でコーヒーを飲んでいる人の割合が低くなっていた。 現時点でのコーヒー飲用率は76%に対して86%(OR, 0.52; P = 0.006)、18才の時点でのコーヒー飲用率は35%に対して49%(OR, 0.58; P = 0.003)。 ただし、コーヒー飲用率の違いは主に男性において見られた。
  • 喫煙についても、PSC 患者では毎日(現在または過去に)喫煙していたのが20%に過ぎなかったのに対して、対照群では43%が毎日喫煙していた。 さらに、(PSC患者のグループにおいて)毎日喫煙している/していた人では、PSC と診断される(≒発症する)のが遅い傾向があった(42才に対して32才)。(P < 0.001)
  • 女性では PSC患者と対照群とでホルモン系避妊薬の服用率に違いがありました(PSC患者で51%だったのに対して対照群では85%)。(P < 0.001)
  • 女性では、子供の数が多いほど PSC と診断される年齢が遅くなっていた。(P < 0.001)
これらの結果に基づき研究グループは、「コーヒーの飲用および喫煙に PSC の予防効果があるかもしれない」と述べています。