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学歴が低い人ほど知的活動による認知症予防効果が高い

(2014年6月) "JAMA Neurology" に掲載された米国の研究によると、学歴が高いほど、職業が知的であるほど、そして中年期以降における知的活動(読書や PC の使用など)が活発であるほど認知症になるリスクが減少する可能性があります。

研究の方法

70~89才の男女 1,995人(このうち 1,718人は認知機能が正常で、277人は軽度認知障害)の学歴・職業・知的活動(参加者の自己申告による)や APOE4 遺伝子(アルツハイマー病のリスク因子)の有無などを調査しました。

結果

学歴・職業のスコアが高い人だけでなく、余暇における知的活動のスコアが高い人でも認知症のリスクが減少していました。 純粋に知的な活動ではない社交活動や工芸などの趣味にも、認知症予防の効果があると思われます。

学歴が低い人では認知症のリスクが増加することが知られていますが、今回の研究によると、学歴が低くても日常生活における知的活動を活発に行うことによって認知症のリスクを低減できると思われます。

それどころか、日常生活における知的活動による認知症予防の効果は、学歴と職業の知的スコアが最も低いグループに最も強く現れていました。

APOE4 遺伝子を持つ人であっても、知的活動を生涯にわたって続けることによって認知障害の発生を(知的活動をほとんど行なわない人に比べて)9年ほども遅らせることができると考えられます。