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気温が10℃下がると、心臓発作のリスクが7%増加する

"ESC Congress 2013" で発表されたベルギーの研究によると、気温が低いと心臓発作(急性心筋梗塞)のリスクが増加します。

研究の方法

2006~2009年にベルギーの病院で直接的経皮的冠動脈インターベンション(cPCI)を受けた患者 15,964人(平均年齢63歳。 24.8%が女性)のデータと、天気のデータとを週単位で分析しました。

結果

最低気温が10℃下がるごとに、心臓発作のリスクが7%増加していました。

この研究の他の結果は次の通りです:
  • 気温低下による心臓発作スクの増加は、冬季以外にも認められた。
  • 屋内と屋外の比較的小さな気温差であっても心臓発作を引き起こす原因となり得る。
  • 気温が10℃以下のときには、気温の変動による心臓発作リスクへの影響は見られなかった。(例えば、9℃から-1℃に下がっても心臓発作のリスクは増えない)

結論

研究者は次のように結論付けています:
「心臓発作のリスクが高い人(例えば、糖尿病や高血圧のある高齢者など)は、気温の変化を極力避けることで心臓発作のリスクを最小限に抑えることができます。 気温の変化を避けるというのは、例えば、暖かい室内から寒い屋外に出るときに暖かい服を着込むなどをすることです。 そして、これは冬だけに限った話ではありません」

解説

気温が下がると心臓発作のリスクが増加するのは、(気温の低下によって)肌の冷受容器ひいては交感神経も刺激され、それによってカテコールアミンの量が増加するからである可能性があります。 カテコールアミンは、神経細胞と他の細胞との間での信号伝達に用いられる神経ホルモンの一種で、分泌量が増えると血圧が上昇し、頭痛・発汗・動悸・胸痛などが生じます。

また、低気温下では血小板の凝固と血液の粘土が増加しますが、これによって血塊形成と血栓症が促進されます(血栓が心臓発作の原因となる)。

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