直腸ガンよりも結腸ガンの方が新たなガンの発症リスクが高い

(2013年7月) 結直腸ガンの病歴がある人では、新たにガンにかかるリスクが増加することは過去の複数の研究でも示されていましたが、"Cancer" 誌に掲載された研究で、そのリスクが直腸ガンよりも結腸ガンの方で高いという結果になりました。

研究の方法

今回の研究では、①結腸ガン患者と直腸ガン患者とで新たにガンになるリスクがどのように異なるか、そして②結直腸ガンの病歴がある人が発症しやすい特定のガンがあるのか否かを調べることを目的として、SEER(Surveillance, Epidemiology, and End Results)のレジストリのうちの12のレジストリから 1992~2009年に結直腸ガンと診断された患者のデータを集めて分析しました。

結果
主な結果は次の通りです:
  • 結直腸ガンの病歴がある人では、別のガン(種類は問わない)を新たに発症するリスクが、一般と比較して15%増加していた。
  • このリスクは、過去に発症した結直腸ガンの場所が、結腸の横行部分(横行結腸)から下行部分(下行結腸)にかけてである場合に特に大きく、ガン全般に関しては30%の増加であり、結直腸ガン(2度目)に関しては2~3倍だった。
  • 結直腸ガンの病歴のある人では小腸ガンのリスクが特に増加しており、一般に比べて4倍以上だった。 こちらに関しては、過去の結直腸ガンの発生箇所(結腸か直腸か)による違いは見られなかった。