男性は体脂肪率が高くても大腸ガンのリスクが増加するが女性はそうでもない

(2017年12月) "Scientific Reporst" 誌に掲載されたオックスフォード大学などの研究で、女性はヒップに比してウェストのサイズが大きい(腹部肥満である)場合にのみ大腸ガンのリスクが高いけれども、男性は肥満のどの指標であっても「太っている」と判定されると大腸ガンのリスクが高いという結果になりました。

これまでの研究では、男女ともに肥満により大腸ガンのリスクが増加するけれども男性に比べて女性のほうが肥満の大腸がんリスクへの影響が小さいことが示されています。

研究の方法

英国に住む男女47万人超の体重。身長・ウェストサイズ・体脂肪率などを調べたのちを平均5.6年間にわたり大腸ガンになるリスクを追跡調査しました。

そして身長や体重などから算出したBMI、ウェストサイズ、ウェスト:ヒップ比、体脂肪率・胴体脂肪率といった肥満の指標に応じてデータを5つのグループに分けて、グループ間で大腸ガンのリスクを比較しました。

結果

追跡期間中に 2,636件の大腸ガンが発生しました。

男性

肥満のすべての指標において、太っているほど大腸ガンになるリスクが増加していました。 各指標において太り具合が最高のグループは最低のグループに比べて、次のようにリスク増加していました:
  1. BMI: +35%
  2. ウェスト・サイズ: +66%
  3. ウェスト:ヒップ比: +58%
  4. 体脂肪率: +27%
  5. 胴体脂肪率: +31%

女性

ウェスト:ヒップ比が最高のグループは最低のグループに比べて、大腸ガンのリスクが33%増加していました。

解説

性ホルモンの関係で、女性は男性に比べて大腸ガンのリスクに脂肪が及ぼす影響が少ないのかもしれません。