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通勤手段の改善にダイエット以上のダイエット効果

(2014年8月) "*The BMJ*" に掲載された英国の研究により、自家用車やバイクで通勤する人よりも徒歩や自転車、電車・バスなどで通勤する人のほうが肥満率が低いことが明らかになりました。
Ellen Flint, Steven Cummins, Amanda Sacker. Associations between active commuting, body fat, and body mass index: population based, cross sectional study in the United Kingdom. BMJ 2014;349:g4887
研究の方法

Understanding Society という研究のデータベースから BMI については 7,534件分、体脂肪率については 7,424件分の男女のデータを抽出して分析しました。

結果

通勤手段の割合は、自家用車やバイクが男性76%・女性72%、電車やバスが男性10%・女性11%、徒歩または自転車が男性14%・女性17%というものでした。 BMIの平均は、男性では28、女性では27でした(25以上が肥満)。

男性でも女性でも、自動車やバイクで通勤している人は、徒歩・自転車あるいは電車・バスで通勤している人に比べて、BMIにおいても体脂肪率においても劣悪である傾向が見られました。
  • 男性では、電車やバスなどの公共交通機関を用いて通勤するグループや徒歩・自転車で通勤するグループに比べて、自家用車やバイクで通勤するグループはBMIが1ポイント(体重で言えば3kg程度)ほど高くなっていました。
  • 女性では、電車やバスなどの公共交通機関を用いて通勤するグループや徒歩・自転車で通勤するグループに比べて、自家用車やバイクで通勤するグループはBMIが0.7ポイント(体重で言えば2.5kg程度)ほど高くなっていました。
  • 体脂肪率に関してもBMIと同様の違いが見られました。

通勤手段によるBMIや体脂肪率の違いは、年齢、持病・障害の有無、月収、社会的地位、職務に伴う運動量、食事などの要因を考慮した後にも依然として統計学的に有意でした。

通勤手段がダイエットに及ぼす影響の大きさ
食事や運動によるダイエット法には様々なものがありますが、研究チームによると、その大多数の効果は、通勤手段として徒歩・自転車あるいは電車・バスを採用することによって得られるダイエット効果に及びません。