脳震盪の学業への影響は3週間も残る

(2013年10月) "American Academy of Pediatrics" が発表したレポートによると、スポーツなどで脳震盪を起こしたのち3週間は学業への悪影響があります:
「脳震盪を起こした後も外見的には問題が無いように見えるため、脳震盪が学業に影響していることを親や教師が認識するのは難しいが、脳震盪を起こした子供は、学習したり、学習したことを思い出すのに支障を来たしているケースがある。 そういう場合には、学校の授業を受けることで脳震盪の症状が悪化しかねない」
これまでの研究により、学校に通う年頃の子供が脳震盪から回復するには通常、最長で3週間かかることが示されています。 脳震盪が重症でなければ学校を休ませる必要はありませんが、それでも授業内容の調整が必要となるかもしれません。 重症である場合には、学校を休んで自宅療養する必要があることもあります。 脳震盪が重症であったり、3週間を超えても症状が治まらない場合には、授業内容の本格的な調整が必要となると考えられます。

AAP では、脳震盪を起こした子供の主治医と、家族、学校の担当者がチームを作って脳震盪に対応することを推奨しています。
「脳震盪はケースごとに症状がまちまちであるため、アプローチも個別的である必要がある。 脳震盪への対応における目的は、生徒の生活をできるだけ乱さずに、なるべく速やかに生徒を学校生活に戻してやり、そして症状の改善の度合いに応じて生徒の社会的活動、精神的活動、および運動を元の水準に戻していくことにある」