便秘には食物繊維よりも水分摂取が効果的

(2013年5月) 便秘には食物繊維を摂るのが良いのは知られていますが、"American Journal of Gastroenterology" に掲載された米国の研究によると、水分をたっぷり摂るのがもっと効果的です。

研究の概要
この研究は8,000人以上の男女を対象に行われたもので、主な結果は次の通りです:
  • 便秘は女性に多い。
  • 低学歴の人ほど便秘になりやすい。
  • 年を取ると便秘になりやすいということはない。
  • 激しい運動をしても便秘になり難くはならない。
  • 食物線維を摂取しても便秘になり難くはならない。
  • 食事や飲み物から摂る水分が最低限の量でしかない人では、便秘になるリスクが男性で8%、女性で13%。
  • 一方、食事や飲み物から摂る水分の量が(8,000人の中で)最高水準にあった層では、便秘になるリスクが男性で3%、女性で8%。
補足

過去の研究では、水分摂取が便秘に対して有効なのは、そもそも脱水状態にあった場合だけで、水分が足りているときに余分に水分を摂っても、尿の量が増えるだけという結果になっていました。

今回の研究に参加していない専門家は、今回の研究の欠点として、食物繊維の種類を区別していない、食物繊維を摂取するタイミングを考慮していない、運動内容について細かく尋ねていないという点を挙げています。

この専門家も水分をたっぷり摂ることを勧めていますが、便秘対策としてそれ以外にも、毎日25~30グラムの食物繊維を食事またはサプリメントで摂取すること、そして起床後間もなく朝食を食べてコーヒーや紅茶(つまりカフェイン)を飲むことを勧めています。