運動にCOPD患者の入院リスクを下げる効果①

ウォーキングでCOPD患者の入院率が低下

(2014年3月) "Respirology" 誌に掲載された研究によると、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者は毎日4kmほどのウォーキングを行うことで COPD のエピソード(慢性疾患の経過中に起こる一過性の増悪現象)による入院のリスクを下げることが出来そうです。

研究の概要

この研究でCOPD患者550人の一週間のウォーキング量と入院率を照らし合わせたところ、ウォーキング量が最大水準(1日あたり3.8km超)にあるグループでは、ウォーキングの習慣の無いグループに比べて、COPDのエピソードによる入院率が半分近く(-47%)になっていたのです。

留意点

ただし、この研究に関与していない研究者によると、この研究では運動量が COPD 患者による自己申告だったのが難点(厳密性に欠ける点)です。

解説

以前は、COPDになったら運動をするべきではないと考えられていましたが、今回の結果からもCOPD患者こそ積極的に運動をするべきであると言えます。

息切れのために長距離を歩くのがしんどい場合には、友人と一緒に歩いたり、犬の散歩をするなどして歩行距離を稼ぎましょう。