健康的な食事が慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防に有効

(2015年2月) "British Medical Journal" に掲載された研究によると、Alternate Healthy Eating Index 2010(AHEI-2010)という指標のスコアが高い食事が慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予防に有効だと思われます。
AHEI-2010
次のような内容の食事をすると AHEI-2010 のスコアが高くなります: 野菜・全粒穀物・多価不飽和脂肪酸(オメガ3脂肪酸など)・ナッツ類を多く摂り、飲酒を適度にたしなみ、赤身肉・加工肉(ハムやソーセージなど)・精白穀物・糖分を控える。
研究の方法

この研究では、米国人男女12万人超に食事に関するアンケートに回答してもらい、1984~2000年のうちに肺気腫または慢性気管支炎と診断された人たちに関してはCOPDに該当するかどうかを確認しました。 この期間中に新たにCOPDと診断されたのは女性が723人、男性が167人でした。

結果

データを分析した結果、AHEI-2010 のスコアが最も高い食事をしていたグループは、最もスコアが低い食事のグループに比べてCOPDと診断されるリスクが30%超低くなっていました。 この数字は、年齢・運動量・BMI・喫煙習慣・人種など12のCOPDリスク要因を考慮した後のものです。

AHEI-2010 のスコアの差によるCOPDリスクの違いは、喫煙者や過去に喫煙習慣があった人でも同程度でした。 性別の影響も見られませんでした。

一方、AHEI-2010 のスコアと喘息の新規発症リスクとのあいだには一切の関係が見られませんでした。

研究チームは次のように述べています:
「COPDの予防は禁煙を主とするべきだが、今回の結果からCOPDの予防には健康的な食事も大切であると言える」