ブロッコリーなどアブラナ科の野菜をよく食べる人は死亡リスクが低い

(2018年5月) "Clinical Nutrition" に掲載された国立がん研究センター(日本)などの研究で、ブロッコリーなどアブラナ科の野菜をよく食べる人は死亡リスクが低いという結果になっています。
Nagisa Mori et al. "Cruciferous vegetable intake and mortality in middle-aged adults: A prospective cohort study"

アブラナ科の野菜

カリフラワーやブロッコリー、ブロッコリー・スプラウト、ワサビ、キャベツ、クレソン、大根、カイワレ大根、青梗菜、ラディッシュなどがアブラナ科の野菜です。

イソチオシアネート

アブラナ科の野菜の成分であるイソチオシアネートには、炎症と酸化ストレス(慢性疾患に関与する)を効果的に抑える作用のほか、前発ガン物質を阻害する作用や発ガン物質の排除を促進する作用もあります。

研究の方法

ガン・心筋梗塞・脳卒中の病歴が無い45~74才の男女万8千人超を対象に、食生活を調べたのち17年間前後にわたり生存状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に1万5千人超が死亡しました。

死亡リスクに影響する様々な要因を考慮しつつデータを分析したところ、アブラナ科の野菜の摂取量が多いほど死亡リスクが低いという関係が男女ともに見られました。

アブラナ科野菜の摂取量が最大のグループと最少のグループとで死亡リスクを比較すると、最大のグループは最少のグループに比べて、男性では14%および女性では11%それぞれ死亡リスクが低下していました。

死因別

アブラナ科野菜の摂取量が多いときに、男性ではガン・心臓病・脳卒中で死亡するリスクが低下していました。 女性では外傷で死亡するリスクのみが低下していました。