閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

クルクミンがガンに有効であることが再確認されました

(2015年3月) "Molecules" 誌に掲載されたカーティン大学(オーストラリア)のレビューで、香辛料ターメリックの成分であるクルクミンが、大部分のガンなどのように炎症によって促進される病気の治療手段として有効かつ安全であることが再確認されました。

レビューの内容
今回のレビューでは、クルクミンのガン患者への効果を調べた複数の臨床試験のデータを分析しました。 主な結果は次のようなものです:
  • 様々な種類の腫瘍の発生・進行・転移を抑制する作用がクルクミンに認められた。
  • クルクミンは特に、多発性骨髄腫と膵臓ガンに有効だと思われる。
  • シクロホスファミド(抗ガン剤の一種)を用いた化学療法で治療を受けている乳ガン患者では、クルクミンの効果が認められなかった。 クルクミンによってシクロホスファミドの効果が損なわれる可能性がある。
  • クルクミンは大量に(12g)投与しても安全だと思われる。 唯一確認されているクルクミンの副作用は血液希釈(抗凝固)作用である。 したがって手術を受けようという人は(出血が止まらなくなるので)クルクミンを使用するべきではない。

クルクミンがガンなどに対して効果を発揮するメカニズムは明らかではありませんが、クルクミンに抗炎症作用があることは知られています。 ガンを含む慢性疾患のほとんどは炎症により引き起こされるので、抗炎症作用を有する物質が有効なのかもしれません。

コショウと組み合わせると効果が30倍に?

研究者は、クルクミンを薬やサプリメントとして使用するだけでなく、クルクミンを含有するターメリックを普段の食事に取り入れることを勧めています。 ターメリックはコショウと組み合わせて用いるのが効果的です。

研究者によると、クルクミンは体内に入ると速やかに吸収されてしまうのですが、コショウなどに含まれているピペリン(コショウの刺激の原因物質)によって、クルクミン服用から45分後の時点における生物学的利用能(摂取した有効成分が体内で吸収あるいは分解されずに効果を発揮する割合)が30倍に増加します。
Copyright (c)2013-2017 最新健康ニュース All Rights Reserved.