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香辛料のターメリック(ウコン)に、薬と同程度の抗鬱効果

(2013年10月) "Phytotherapy Research" 誌に掲載された米国の臨床試験で、ターメリック(秋ウコン)という香辛料の成分であるクルクミンに抗鬱剤であるプロザックに匹敵するほどの抗鬱効果があるという結果になりました。

クルクミンに抗鬱効果があることは知られていましたが、その効果はこれまで主に動物実験でしか確認されていませんでした。

研究の方法

今回の試験では、60人の被験者を次の3つのグループに分けました:

  1. 500mgのクルクミンを1日二回(1,000mg/日)服用するグループ
  2. プロザックを服用するグループ
  3. クルクミンとプロザックを混合して服用するグループ

6週間の服用期間ののち、鬱症状(気分・自殺願望・不眠症・不安感・激越・体重減少など)を評価しました。

結果

クルクミンにプロザックとほぼ同程度の効果が認められました。 さらに試験を繰り返して今回の結果を確認する必要がありますが、研究者によると今回の結果は非常に有望です。

服用量

研究者によると、抗鬱剤は長期間服用を続けると副作用のリスクが増加しますが、クルクミンは毒性の化合物ではないので、長期間にわたって大量に服用し続けても比較的安全だと考えられます。 過去に行われた研究の中には、12gのクルクミンを半年間にわたって毎日服用し続けても、ほとんど副作用が見られなかったという結果になったものがあります。

クルクミンの抗炎症作用が、ガンの予防と転移阻止に効果」によると、クルクミンはガン予防にも有効だと考えられますが、こちらの記事でも、1日あたり8g程度まではクルクミンを服用しても安全だとされています。

ターメリックに含まれるクルクミンはわずか

クルクミンは、カレー粉などのようにターメリックが用いられている食品に含まれていますが、ヨルダンのハシミテ大学の研究によると、ターメリックのクルクミン含有量は3.14%に過ぎません。(カレー粉にはターメリック以外の香辛料も用いられているので、カレー粉のクルクミンの含有量はさらに少ない) したがって1日に1g以上を摂取しようとする場合には、クルクミンを食事のみから摂るのは現実的ではありません。

BCM-95
そこで研究者は、BCM-95というサプリメントを推奨しています。 BCM-95には通常のクルクミンの10倍の効果があるのだそうです。 クルクミンには、抗炎症作用以外に抗酸化作用もあります。